大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(63) 古賀新一 8 「魔女 黒井ミサ」「魔女 黒井ミサ2」

今夜も古賀新一先生の代表作である「エコエコアザラク」関連としまして、続編の「魔女 黒井ミサ」「魔女 黒井ミサ2」(秋田書店刊)です。
KOGA-majo-kuroi-misa.jpg

これは「エコエコアザラク」連載終了の翌年である1980年から2年ほど連載された続編で、掲載誌は週刊から月刊少年チャンピオンへと移っています。
悪魔に魂を売った黒魔術使いの魔女・黒井ミサを主人公とした読みきり連載で、奇怪な事件の数々を描く…と、基本的には「エコエコアザラク」と同じなのですが、設定上の大きな違いは中学生だったミサが高校生になっている事くらいでしょうか。
1話あたりのページ数も増えているので、いいサブキャラが出てきた場合はよりじっくりと楽しめます。

「エコエコアザラク」と同じく第1話では街で占い師(易者)をしていますが、比べてみると雰囲気の明るさが対照的。やはりこれが'80s…
この話でいきなり、例の魔法医学の"黒井医院"と不気味な院長も登場しますが、ストーリーがそのまま海野十三の怪奇小説「生きている腸」のパクリなのが微笑ましい。
すなわち惚れっぽい院長は、美しい患者の腸を切り取って『美女は腸までがこんなに美しいのか!』と興奮してその腸を"飼育"して…という、フェチというか変態話なのです。

悪魔族とは友好関係を築いていると思われたミサが邪悪な悪魔アスタルトと対決する話もあります。
他にも『クシャクシャ人間』というあだ名を持つ元となった凄い顔面変形術を見せてくれたり、ミサが7歳の時に3歳で亡くなった妹の恵理とのエピソード、ある姉妹の殺してもまだ許せず骨まで痛めつける怨念…等々、人間精神の闇の中をホラー色強く描いているのが中心ですが、相変わらずギャグ漫画みたいなエピソードも交えていて、あまり暗くならずに読めますね。

週刊誌連載の時よりアイデアを練る時間も多かったのでしょう、見所のある良い話が詰まっています。
もちろんミサの可愛らしさは相変わらずで、冷酷な魔女の部分も怖がる普通の女の子の部分も、たまりません。
今回も特に最終回らしき話はなく全2巻で終了し、次に彼女が読者の前に登場するのは「エコエコアザラクⅡ」になるのです。


いいえ好きよ
でも わたしは異性を心から愛することはできないの
なぜなら わたしの魂は悪魔に売ったからよ
わたし黒井ミサという名の怖ろしい魔女よ

エコエコアザラク エコエコザメラク



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  1. 2010/08/05(木) 23:32:06|
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

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