大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

永井豪 (29) 原田重光 1 湊青樹 1 「けっこう仮面P(ピーチ)」

あけましておめでとうございます。2011年の始まりです。
まずは昨年の最後にアップした永井豪作品、「けっこう仮面」の続編からいきましょう。
「けっこう仮面P(ピーチ)」(講談社刊)です。
NAGAI-kekkou-kamenP.jpg
今回の永井豪先生は元ネタの作者だという意味の原作者クレジットで、この作品の実質的な作者は原田重光脚本&湊青樹作画。
週刊ヤングマガジンにて2003年から翌年まで連載された作品で、単行本は全2巻。

こういった真の作者が関わらない亜流作品のような物は、大抵がオリジナル作品に思い入れを持つファン達からバッシングを受けますよね。
私もそういう傾向はあるし、まず絵が下手だし現代風にポップな感じが嫌…かと思いきや、このおバカな内容にピッタリで、だんだん好きになってきたものでした。
しかし「月光仮面」のパロディである前作の、そのまたパロディとも言える作品ですね。

物語は、本家「けっこう仮面」の方と実際の時系列もほぼ合わせて30年後、それも同じく長野県の山奥深くにある"スパルタ学園"が舞台です。
30年前の学園長だったサタンの足の爪の息子が学園長になっていて、父の教育方針を受け継いで『おしおき』による恐怖体制を取り入れたこの学園は、30年ぶりに有名高校進学率で全国トップに返り咲いた…
しかし恐怖が生徒達を支配するようになると同時に、何とけっこう仮面が現れるのでした。
当然、赤い仮面・マフラー・グローブ・ブーツだけを身に付け、ピチピチした女体をさらけ出して戦う所も同じです。全部丸出しの『おっぴろげ~』なのです!

その正体は…最初の数話だけ別人が疑われていましたが、今回は本家と違って第5話目にして読者には判明します。それは2年1組の野上桃子
人前で上手くしゃべったり異性と目を合わせる事さえ出来ない極度の恥ずかしがり屋の彼女が、おしおきの現場を見てしまい、また30年前のけっこう仮面の伝説を知り、脱ぐと"けっこう"すごい体と仮面を利用して、あくどい学園側と戦っていたのです。
正体バレたら恥ずかしくて自殺モノであるため、火事場のバカ力を発揮して戦う桃子。
ついに学園長を胃潰瘍においこんで学園に平和を取り戻すまでになりますが、生徒会の新役員として現れた5人によって次なる陰謀に巻き込まれるのでした…

そのうちに味方と思われる、色の違う仮面を被ったけっこう仮面が出てきて、けっこう仮面L(レモン)、けっこう仮面M(メロン)と順に登場してきたため、桃子はけっこう仮面P(ピーチ)として区別されるのです。何と男であるけっこう仮面B(バナナ)なんてのまで出てきますよ。爆乳がいたり、それぞれ個性的。
ところで彼女らの仮面には、本家と大きく違う所があって、それは仮面に口がある事。これは違和感ありました。
あとは巷にヘアヌードが当たり前のように溢れるようになった時代の連載ですので、ヘアがしっかり描かれているのです。
内容でもパロディ漫画の要素は全く無しにしてしまいました。まぁ、現代で他の漫画家が創作したキャラが登場しまくる、あれをやるのは問題ありすぎるのでしょう。なので残念ながら敵は前半がそれぞれの科目の教師になり、後半は生徒会の役員達でした。

独自の判断で立ち上がってけっこう仮面となった桃子以外ですが、
『けっこう仮面とは学校による体罰などの問題行動を内偵し超法規的に処罰をくだす文部科学省教育特捜局の秘密諜報部員』
だったと分かります。さらにその奥に潜む、生徒会長・氷川右京の陰謀とは!?
今回も教師のセクハラ授業とか相当に興奮しますが、初代けっこう仮面まで現れて崇拝され、カルト集団化し…いやいやこれ以上は書けませんが、物語の展開は本家以上に工夫がされていて、ストーリー漫画として傑作に仕上がっています。
この史上最強のヒロインには、またどこかでお目にかかりたいものです。


エロスの次にはバイオレンスが必要なんだよ!
ガキどもを魅了するのに最も手っ取り早い方法さ!



スポンサーサイト
  1. 2011/01/05(水) 23:38:32|
  2. 永井豪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<永井豪 (30) 高円寺博 2 「まぼろしパンティ」 | ホーム | 永井豪 (28) 「けっこう仮面」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mangabruce.blog107.fc2.com/tb.php/962-eeeeba5d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

BRUCE

Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する