大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

永井豪 (30) 高円寺博 2 「まぼろしパンティ」

モロだしヌードに顔マスク きわどいパンティーなびかせて
オー オッパイが空とべば事件がおきた ときなのさ
イクイク!ウッフン!
正義の少女 まぼろしパンティ



続いても永井豪(永井豪とダイナミックプロ)作品、「まぼろしパンティ」(集英社刊)でいきましょう。
NAGAI-maboroshi-panty1-2.jpg
こちらは「けっこう仮面」の姉妹作品で、原作者として高円寺博先生がクレジットされています。
高円寺博…「ココ」永井泰宇名義の小説を紹介していますが、永井豪先生の実兄にしてダイナミックプロの重要なブレーンでもありますね。
「まぼろしパンティ」の掲載誌は「けっこう仮面」と同じく月刊少年ジャンプで、1981年から翌年まで。単行本はJC(ジャンプコミックス)で全3巻です。

舞台はN県(やはり長野県でしょうか?)の山中にある、中学と高校からなる全寮制の"クライム学園"。東大進学率ナンバーワンでありながら、犯罪発生率もナンバーワン。
先月の殺人事件だけ八件とかで…あまりに多い犯罪件数に対処するため学園内に警察署が作られ、その学園警察の責任者が藤警部
そしてその娘でクライム学園の女子生徒でもある藤寿々美が、父のためにも『少女探偵まぼろしパンティ』として立ち上がり、探偵活動を開始した!!今度は正体も最初から読者に分かっていますね。

このヒロインの元ネタは、もちろん桑田次郎先生の「まぼろし探偵」と主人公の富士進
「けっこう仮面」でも『変態!まぼろし少年探偵の巻』で同作品のパロディキャラ・藤進(正義の少年探偵まぼろしパンティー)が敵役として出てましたが、永井豪先生はこのネーミングを気に入ってあたためていて、今度は女子に置き換えて主人公として使ったわけですね。
裸で戦う恥ずかしさから逃れるために自らのパンティを被ってマスクとし、他にコスチュームはマフラー、グローブ、ブーツ…それと残念な事に、下にもちゃんとパンティ履いちゃっています。何度か脱がされてはいますが、けっこう仮面の『おっぴろげ』ほどインパクトある技は生まれませんでした。

1話完結の連作形式、かつ毎回登場する悪役も他人の有名漫画のパロディキャラばかりという「けっこう仮面」方式で、「ドカベン」「釣りキチ三平」「嗚呼!!花の応援団」「リングにかけろ」「東大一直線」「ブラック・ジャック」「がきデカ」・・・まだまだ続きますが、より連載当時リアルタイムのヒット作品から登場してきます。
「リンかけ」の黄金の日本Jr.五人が全員出てきて、車田正美作品の特徴でもありますが技の名前を叫ぶと必殺技になって的が吹っ飛ぶシステムをギャグにしていたり、他にも「翔んだカップル」が死ンダカップルとして出てきたりのくっだらないネタも面白い。
そしてもちろん、エロ。美少女達がサービス精神旺盛にたっぷり見せてくれますが、例えば「のたり松太郎」を元ネタにしたすもう部の話は女子を脅してすもう取らせて毎日触りまくるし、そういった変態的なツボも満載で興奮します。

NAGAI-maboroshi-panty3.jpg

そして後半、物語は急展開します。まぼろしパンティのおかげでクライム学園の犯罪率は全国平均以下まで下がり、学園警察が封鎖される事になると同時に、学園長も交代となりました。
新しく赴任してきた新学園長は…誰あろうサタンの足の爪でした!生きてたのか!!
これで「まぼろしパンティ」「けっこう仮面」と似た設定なだけでなく、スピンオフ作品だったと分かりましたね。
そもそも寿々美はけっこう仮面を理想の人と思い、正義のために裸で戦った彼女に憧れてまぼろしパンティになった事も判明します。

そしてサタンの足の爪は、やはり劣等生をいびる『しおき教師』達もズラリと連れてきていて、いきなりセクハラ模擬面接をしてみたり…あの興奮をもう一度と読者を楽しませてくれるのでした。
やっと勉強だけに打ち込めるかと思った藤寿々美でしたが、再びまぼろしパンティとして立ち上がってサタンの足の爪やしおき教師達と対決するのです。
しかしまぼろしパンティは運動神経がいいだけの普通の少女であって、けっこう仮面のように武術の心得は無く、パンティも履いてます。
サタンの足の爪にも、初対決の後で
『あれがまぼろしパンティか…クックックッ
 わが宿敵けっこう仮面にくらべるとまだ若い!
 あれでほんとうにわしをたおせると思っとるのか?』

などと言われています。

やはりまぼろしパンティではサタンの足の爪には勝てないのか!?
しかし寿々美は、キャミソールを被って愛の騎士ランジェリーマスクと名乗り、痴女になってまで特訓して色気を利用するのも上手くなった上に、太ももラリアート、オッパイベアハッグ、ボインチョップ、太ももシザースといった新必殺技も編み出すのでした。

最終回は寿々美の絶体絶命のピンチに、けっこう仮面が登場して…
さぁどうぞ、お楽しみ下さい。
また、最終巻である3巻の巻末には「スーパーにゃん」というほぼ同時期にコミックボンボン(講談社刊)で3回だけ連載された作品も収録されています。
これは他には全1巻で2002年に再発された「まぼろしパンティ」のCULT COMICS版(笠倉出版社刊)にしか収録されていない作品で、これもボンボン連載の子供向け漫画としてはエッチなヒーロー物でした。


ケケケ…むだじゃ むだじゃ
オーッ絶景かな 絶景かな!!
ヒヒヒ……ほれもっと足をひらかせろ!



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  1. 2011/01/10(月) 23:02:09|
  2. 永井豪
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

永井豪(30)高円寺博2「まぼろしパンティ」

[色:990000]色付きの文字[/色v-10]おはようございます最終巻真っ裸ですねえv-4v-442それではさようならv-423
  1. 2013/01/12(土) 08:50:44 |
  2. URL |
  3. 名無しさん #lIIhmX1g
  4. [ 編集]

全裸

>名無しさん

そうですねー。真っ裸ですよねー。
姉妹作品「けっこう仮面」に比べれば露出は少ない本作でしたが、そのエロい事エロい事…それもセクハラ親父の妄想的な…
  1. 2013/01/12(土) 16:03:11 |
  2. URL |
  3. BRUCE #-
  4. [ 編集]

けっこう仮面より好きですなあ。

僕の初恋ですね ただサタンの登場はいらなかったと思います 嫌いじゃないけど二番煎じ感が・・・

でもパンティスリは良かった。
  1. 2013/04/22(月) 17:55:26 |
  2. URL |
  3. ヤマモト #-
  4. [ 編集]

サタンの足の爪

>ヤマモトさま

本当、まさに『バカエロ』というか・・・男の子達にとっての世紀の名作だと思います。
サタンの足の爪登場は、これが独立した作品じゃなくて「けっこう仮面」の続編という意思を表すためだったのですかね。
  1. 2013/04/23(火) 09:09:10 |
  2. URL |
  3. BRUCE #-
  4. [ 編集]

続編にして欲しくはなかったなあ。

 元は月刊ジャンプから「けっこう仮面的な作品を・・」と言われたそうです
ただ似て非なるものにはなってただけにサタンの投入は要らなかった

同じ裸の覆面美少女ではあるものの先代と違い
「色気を武器にしない」
「腕力は無いに等しい」
「正体は読者側に伝える」
「複数ではなく個人活動」
「先生側ではなく生徒側に悪人が多い」
「誰に頼まれたわけでもない」
「高橋真弓のようなポジションにも時には付く」

これらの事で前述したとおり似て非なるものにはなってたと感じました 
個人的にも「パンティースリあらわる」が好きで、それでファンになりましたから

だが連載1年で足の爪のアカが出てしまい、これによって「まぼろしパンティ」でありながら
「けっこう仮面が出るのはいつ?」
みたいな雰囲気が出てしまい、正体の藤寿々美も絵柄には磨きが掛かり可愛くなったものの
上に挙げた違いを幾つか撤廃してしまい
残念ながらまぼろしは「前座」になってしまいました
そして、ついには「真打」けっこうのお姉さまがサタンの足の爪のアカを倒してしまい
「これ・・・まぼろしパンティやなしに、けっこう仮面外伝やん・・・」
とまるで後のデビルマンレディーがデビルマンに吸収されるのを先に練習してたかのようになってしまった・・・

ファンとして愚痴ばかり描いてましたが豪先生自身
「いずれ描きたい 今度はパンティ無しで 頭隠して尻隠さず」とイヤに具体的にコメントされてますし
僕は待ってます

あえて言うと後半になってからも体育館で寿々美ちゃんがスカートもパンティも脱がされる場面は大好きでした

長文失礼しました 旅行かあ 羨ましい。

  1. 2013/04/26(金) 01:00:41 |
  2. URL |
  3. ヤマモト #-
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます。

>ヤマモトさま

そうですね…行き当たりバッタリ、勢いに任せて作品をどんどん変化させる永井豪先生らしい所が、ここではヤマモトさまには裏目に出てしまったのでしょうね。
最初から計画しての登場では無かったように思えますが、普通に喜んだけっこう仮面ファンも居る事でしょう。
  1. 2013/04/28(日) 14:20:21 |
  2. URL |
  3. BRUCE #-
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  1. 2017/05/28(日) 20:55:04 |
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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