大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(71) 関よしみ 8 「オーロラが殺す」

まだまだ関よしみ作品で続けますよ~。次は「オーロラが殺す」(講談社刊)です。
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今回は3作品が収録された短編集で、またも講談社のサスペンス&ホラー特集号で掲載された作品ばかり。

まずは表題作「オーロラが殺す」で、こちらは1997年の作品。
都会で快適な暮しをおくる舞子は、父親が会社をクビになったため家族を連れて田舎暮しをしたいと望んでいると知り、脅しの意味で家出すると書置きして友達と合流し遊びに出かけます。そしたら唐突に、東京のドまん中で上空にオーロラが出現するのです!
このキレイなオーロラが恐怖の始まりでした。オーロラが現れる時は必ず磁気嵐が起こり、ICやLSIが全て狂うのです。そのため電気製品が一斉に暴走を始め、運の悪い人が次々と死んでいきます。
エレベーターの暴走は壮絶で、扉が無理に閉まって身体を真っ二つにされた者、そして内部に乗っていた者は…これまた酷い事になりました。
さらには一般市民が暴徒と化したこの都会で、舞子達は生き残る事が出来るのか…
これは答えちゃうと、舞子の家族は生き残り、田舎で楽しく暮らすハッピーエンドなのです!関よしみ作品でここまでストレートなハッピーエンドは珍しすぎですよ。
何故これはそうしたのかと考えるに、この「オーロラが殺す」は読者を怖がらせるより天変地異などの有事の際に人としてどうあるべきか教えたかった、そして今日…2011年3月11日から起こっている東北地方太平洋沖地震(東日本大地震)での騒動を予見した預言書でもあったのです!大地震が起きて津波が来ると逃げ惑う人々、原子力発電所の爆発、そして多数のデマとそれに踊らされる人々…正にそのまま、今の状況ですね。
舞子の父親は冷静に『オーロラは人を殺したりしない いちばんこわいのは情報と理性を失った人間だ』と皆を安心させ、最後はカッコよくなりました。

他の2作品は、出ました両方とも『マッド』シリーズです。

次なるマッド・サーガは、まず1996年の「マッド・ストーカー」
タイトルそのままのストーカー物。特にストーカーを名乗らなくても、元より関よしみ先生の過去作品にはそんな変質者ばかり出ていたわけですが、今回はあえて分かりやすい作品に挑戦しています。
被害者は女子高生の大梛花蓮。かなり前から大梛家のゴミは漁られてたと分かるのですが、花蓮が出した物だけキレイに無くなっています。定番の生理のゴミはもちろん盗られてますが、『ママの使ってるタンポンはそのままなのに!?』という所がストーカーの凄さを感じさせます。何で分かるんだ…
恋愛中だった人気者でイケメンの橋本大輝先輩は、無残にも醜く焼き殺されました。
ママとは大昔に離婚しているパパを騙って電話して会話もしていた、その犯人(ストーカー)の正体は誰か!
『アイツの愛はにせものだッ アイツはキミの汚物は愛せない! ほんとうに愛してるなら…すべてを キミの体細胞の中のミトコンドリアまでも愛せるハズだッ!!』
と言って汚れナプキンにキスする、ストーカーさんの一方的な純愛具合が最高です。

そして、1997年の「マッド・クラス」
五年前に生徒がイジメを苦に焼身自殺した事件のあった中学校へ赴任してきた片桐詩織という先生。彼女は霊感があって霊能者並に除霊したり出来る…らしい。
彼女が持っている、海外の教会から取り寄せてる高価なモノだという『聖水』を使ってクラスの皆を手なずけていくのですが、片桐先生に従わずイジメのターゲットにもなってしまったは、偶然にも先生が『聖水』を作っているシーンを目撃してしまうのでした。
…それが鍋に放尿して危ない『白い粉』を混ぜて調合していたのですね。片桐先生自身もシャブ中だし、最後は生徒達の顔に直接オシッコしちゃってます!薫がイジメられるシーンでは、机にかなり大量のウンコ(とハエ)が投入されているし、スカトロ漫画としても楽しめる傑作でした。


できれば「本当のこと」を教えてくれる人を待つだけじゃなくて
自分でそれがウソか本当か わかるようになりたいと思うきょうこのごろ……



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  1. 2011/04/02(土) 23:47:06|
  2. ホラー漫画
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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