大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

ホラー漫画(76) 児嶋都 1 「おとめ地獄~ヴァージニア・インフェルノ~」

今夜は児嶋都先生の作品から、「おとめ地獄~ヴァージニア・インフェルノ~」(ソフトマジック刊)。
KOJIMA-virginia-inferno.jpg

まずは簡単に児嶋都先生自身の紹介をしますと、まず嬉しいのが東京都杉並区高円寺出身者。そして有名なカントクこと山本晋也監督の娘さん!
漫画家デビューは1990年なのですが、別のペンネームで週刊少年ジャンプ「ジャンプ放送局」で1984年から一年間マスコットを務めていたのだとか。それは私がジャンプを読み始めた時代で、相当に入れ込んでいたはずですが…まだ幼かったからか残念ながら覚えてないなぁ。

漫画家としてはなかなか幅広く活躍していて、京極夏彦や綾辻行人の小説をコミカライズしたりもしています。
作風も様々に描き分ける上手い方なのですが、今回紹介の「おとめ地獄~ヴァージニア・インフェルノ~」楳図かずお先生の絵柄を習得して勝手に受け継いでいるのです。
これが最高で、ちょうど田中圭一先生と手塚治虫先生のような関係でしょうか。似た絵柄を使いながらも、絵の引用元になった偉人は決して描かなかったであろう独自の話で作る。

さらに帯の推薦文を見てください!綾辻行人と唐沢俊一に続いて、我らがカリスマ花輪和一先生が文章を寄せているのです!
『ああ!読むと頭蓋骨が開花する。この重量感のある絵のおかげだ。』
と書かれていますが、花輪先生が他人の帯文を書いてるなんて、これで初めて見ましたよ。

独立した9話の短編で構成された「おとめ地獄~ヴァージニア・インフェルノ~」の収録作品は1996~98年までの物で、怪奇の館DXホラーM恐怖の快楽オール怪談…一時期多かった少女向けホラー漫画雑誌でブーム終了間近に掲載されました。
どの作品にもグロいホラー漫画的な見せ場は見受けられますが、全然怖くは無い、というよりギャグ効果しか狙ってませんね。
それが私にはけっこうツボで、くだらないギャグでも絵が合っててププッと吹出しながら、しかも人面疽、醜いイジメられっ子、人肉食、老人のセーラー服姿、破裂する乳房、二重人格者の殺人…といった話を読む事になるのです。

『グロポップ・ホラー』と呼ばれる児嶋都先生のこれらの作品群は、もっともっと読みたい!単行本未収録作品もまだまだあるそうなので、早く読みやすい形にまとめて欲しいですね。
可憐な少女の絵はかなり可愛いけど、必ず醜い者も出てくる。これも楳図作品のパロディだと思いますが、普通のクラスメイトにカッコいい海賊眼帯している少女がいたりするのも好きでした(この娘はスターシステムで作品を跨いで登場)。

これらの作品が載った少女向けホラー漫画誌などに、芸術性や社会批判なんか盛り込んでもムダムダ。出来事に理由もいらない。ただ単純にバカ笑いすればいい…
そんな作者の考えが見え隠れする素晴らしい児嶋都ですが、他のお薦めは、やはり代表作の「怪奇大盛!!肉子ちゃん」シリーズ。
KOJIMA-nikuko1.jpgKOJIMA-nikuko2.gif

可愛いおデブな肉子ちゃんの話もまたいつかしたいと思いますが、私の所持する児嶋都先生のサイン・イラスト入り肉子ちゃんの画像を貼って、今夜はお別れです。
KOJIMA-nikuko3.jpg


上を向いた鼻 下品な口元 デメ金みたいな瞳……
……つまり そう……
体中にはりついた脂肪は決して美しさを隠すためのものじゃなくて 醜さを隠すためのものだった
常軌を逸したブスと 常軌を逸したデブ どっちがいい?



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  1. 2011/04/18(月) 23:16:55|
  2. ホラー漫画
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BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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