大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

劇画(119) 谷口ジロー 5 「原獣事典」

続く谷口ジロー作品は、「原獣事典」(双葉社刊)。
TANIGUCHI-genju-jiten.jpg
1987年から1990年までの、モーニング(講談社刊)…の本誌に加えてカラフル増刊、パーティー増刊などで掲載された連作短編をまとめた一冊です。

動物漫画の第一人者である石川球太先生のアシスタント時代に漫画の技術を学んだ事も大きいのでしょう、谷口ジロー先生の描く動物絵は上手い。あまりにも上手い!
既に師匠とは別の切り口で動物漫画のヒットも飛ばしている谷口先生ですが、ここでは動物の始祖たる古代生物の姿を再現していて、さらにこの双葉社版では作品ごとに入る科学評論家の金子隆一氏による解説の文章も読み応え十分。いちいち『へえ~』なんてワクワクと感心しながら勉強になります。

一部の絶滅動物に加えて、ほとんどは現代の地球にいる動物の今とは違う祖先の姿や日常を描き、いかにしてその特殊能力を得るようになったかを勉強と想像して描いているのですが、それぞれの動物が愛らしい。姿はリアル志向で描かれてますが、内面は擬人化されてコミカルに独白しているのです。
大自然が生んだ『進化』の、何と不思議で偉大な事か。
最後の話では霊長類ヒト科、つまり我々人間の祖先…かもしれない生物を見る事が出来ますよ。


わしは今までいろんなものを見た まるで夢見るように
いろんな音も聞いてきた 近ごろわしゃあつくづく思う
んだ のろまでもええがな 長生きはしてみるもんだて なっ



スポンサーサイト
  1. 2011/05/01(日) 23:53:29|
  2. 劇画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<劇画(120) 谷口ジロー 6 「犬を飼う」 | ホーム | 劇画(118) 谷口ジロー 4 「地球氷解事紀」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mangabruce.blog107.fc2.com/tb.php/998-63afa7c7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

BRUCE

Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する