大悟への道 (旧名・名作漫画ブルース)

名作漫画の紹介 ・・・個人的な旅の記録

本秀康展「ロックとマンガ」

先日は、東京都中央区銀座にあるリクルートGINZA8ビルへ行ってきました。
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このビルの1階に"クリエイションギャラリーG8"というのがあり、
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そこで現在、本秀康展「ロックとマンガ」が、開催されているのです!
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ロックとマンガ、もちろん私も両方とも大好きで嬉しい展示名だし、本秀康先生は私が熱心な月刊漫画ガロ読者だった高校生時代(1995年)に同誌で漫画家デビューしていて、面白さもバツグンなのでずっと追ってきた方ですよ。銀座でこんな大きく個展開けるほどの人気だったとは初めて知りましたが…
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イラストレーターとしてデビューから数えるともう30年近くなるそうですが、その集大成的な作品展示です。イラストレーションと漫画の原画の数々、圧巻でしたよ…
本秀康先生自身が設立した何と音楽レーベル、しかも7インチレコード専門の『雷音レコード』で描いてきたジャケットデザイン画も綺麗で目を奪われました。
過去漫画作品は基本的に全て読んできていると思うし、音楽雑誌の表紙も目にしてきましたが、J-POPが苦手なのでいくらジャケ画が本秀康先生とはいえ雷音レコードは買ってこなかった私も、こうして観てしまうと物欲がわいてきました。たとえ音は聴かなくても、大事な本秀康作品として手掛けたレコードも集めるかなぁ。

『ロック』部屋と『マンガ』部屋があって、さらにその奥にはレコスケくんが迎えてくれるこの部屋、
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ここは記念撮影コーナーでした。ファンタジーの世界に迷い込んだサラリーマン。
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ここで撮った写真をSNSに投稿するか、アンケートに答えるとオリジナルしおりがプレゼントされます。
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2月27日からスタートしたこの最高な展示は、3月29日までやってるので観るように。しかも、入場無料!
時間は11:00~19:00で、日曜・祝日は休館なのでご注意ください。


  1. 2018/03/15(木) 23:00:45|
  2. 古本 番外編
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ホラー漫画(106) 御茶漬海苔 13 「オカルト倶楽部 ノンストップ・ホラー短篇集」

御茶漬海苔作品より、「オカルト倶楽部」(日本エディターズ刊)。
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魔の199年に赤巻・青巻の全2巻として単行本化されたものですが、初出は4~5年前の物だったそうです。
本作はショートショートの連作的な短編集で、各巻共にマックで描いた8ページの描き下ろしフルカラー作品も収録されています。
絶望の淵に居る人間などが小高い丘に建つ館・オカルト倶楽部に足を運ぶと、そこでは三人の老人が『今夜の出し物』として夢の、いや悪夢のグッズを提供してくれる…
「ドラえもん」における『ひみつ道具』の恐怖版みたいなものが次々と出てくるし、そこに様々な人間が絡んでくるのでワンパターンなようで飽きない作品ではあるかもしれません。


パパ遊ぼうよ
遊んでくれないと あのことをママに言っちゃうよ
あたしを殺して 裏山に捨てたこと



  1. 2018/03/13(火) 23:00:26|
  2. ホラー漫画
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ホラー漫画(105) 御茶漬海苔 12 「サーラ ある愛の恐怖」

サーラは恐怖の合言葉
この物語は
人を愛しすぎてしまったことから
起こる恐怖です。



御茶漬海苔作品より、「サーラ ある愛の恐怖」(桜桃書房刊)。
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1993年に、描き下ろしの新作として単行本で上梓された作品で、全2話収録。
最初の「私の花」は、主人公の創子という少女が学校で『くさ子』とか言われてイジメられ、毒親になじられて絶望の淵で大好きな植物になりたいと願って花の種を飲むのですが、可愛がっていた植物たちをメチャメチャにされると腹部からある生命が産まれて…
陰惨な展開から、意外なハッピーエンドを見せてくれる作品でした。

次の「桜子」は、そのまま桜子という少女が主人公で父親から溺愛をされているのですが、高校生にもなると好きな男子とかも出来てだんだん親子間に歪みが出来てきます。
それでも父親は娘を溺愛し続けるのですが、桜子は自分の出生の秘密を知る…ああ、これ怖い。いわば小説・映画「この子の七つのお祝いに」のネタと同等でもありますが、これは怖すぎるサイコ・ホラーですよ…

現在はなくなっているマイナーな出版社から出た事なども理由になっているかもしれませんが、レベルは高いわりに知名度の低い、御茶漬海苔ホラーの傑作でした。


植物になりたい
誰にもじゃまされない
怒(どな)られない 植物になりたい
なりたい
なりたい……



  1. 2018/03/09(金) 23:00:54|
  2. ホラー漫画
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ホラー漫画(104) 御茶漬海苔 11 「クルクル」

御茶漬海苔作品より、「クルクル」(朝日ソノラマ刊)。
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きました、大好きなクルクル!
月刊ハロウィン(朝日ソノラマ刊)で1988年9月号から1989年1月号まで連載された作品で、単行本は全1巻です。
自動車に撥ねられた小さくて不思議な生物、そして神明湖町で起こる女子中学生のバラバラ殺人事件で幕を開けるのですが、この殺人を行うスプラッターシーンがクローズアップなど映画的な手法を使って効果を出していて上手いですね。何故そうしたかは、犯人の正体が分かると意味があった事に気付きます。

傷付いた不思議な生物の方は女子中学生の美花というメガネっ娘が保護して治療してあげて、『クルクル』と鳴くのでそのままクルクルと名付けて飼う事にしました。美花は父親と2人暮らしで、その父親はファーストキッチンのベーコンエッグバーガーが大好き。
ペットになったクルクルはリスくらいのサイズでメチャクチャ可愛いのですが、美花が殺人鬼に襲われた時に恐ろしい巨大モンスターの正体を現して助けてくれるのでした。

2話目では美花の家に野球部の沢田新太郎君が1年間の居候する事になり、ラブコメ的な展開。
しかし隣に引っ越してきた姫本という母子がヤバい奴で、また殺されかけた美花をクルクルと新太郎が守ろうとするも、すごい妖力で逆にやられて、登場した魔導士みたいな謎の爺さんが場を収めるのでした。
この爺さんはクルクルの元の飼い主みたいだし、何故こんな不思議な能力を持っているのか、謎解きはまるでされないままのハッピーエンドで物語の幕を閉じるのですが、御茶漬海苔作品でも有数のエンターテイメント色の強いものだし面白かっただけにこれは残念。色々と含みを持たせているので、単行本化された1990年時点では続編が出てシリーズ化したりしないかなと思ってましたが、それから28年経っているのか…当時中学生だった私は、待ち続けてもう40歳ですよ!
掲載誌が代表作「惨劇館」と同じであり、しかも連載中に同時進行で描かれた作品だからこっちはおろそかになったのでしょうか!?

単行本では描き下ろしの「クルクルの一日」が続きますが、これは茶碗頭の御茶漬海苔先生ご本人が登場して案内してくれます。もうクルクル、可愛い可愛い!これはキモカワ系としてキャラクタービジネスでも大成功できるポテンシャルを秘めて居ますよ!

さらに巻末に「8本の指」という短編を収録していますが、こちらは本来の御茶漬海苔作品っぽい恐くて嫌な話。
予備校に通う少年たちが徒党を組んで夜道で女学生を襲い、指を二本切り落として宝物にするのですが、さらに顔を見られたからと家にまで押し入って…という展開。ひ、ひでぇ…


クルクルも派手にやったもんじゃな
どうもクルクルは破壊することしか知らんで困る



  1. 2018/03/07(水) 23:00:26|
  2. ホラー漫画
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ホラー漫画(103) 御茶漬海苔 10 「リーンカーネーション」

御茶漬海苔作品より、「リーンカーネーション」(東京三世社刊)。
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今回は7作品を収録しており、1986年に上梓されているのでまだまだ初期の短編集と言えるでしょう。
その目次にある7編と別にオープニングとしてフルカラーの『バスルーム』が傑作でつかみはOK。
『ベルグ博士の館』はドイツのお化け屋敷のような曰く付きの家を訪ねた日本のオカルトクラブの面々がとんでもない目に遭う話で、オチのコマも怖いぞ。
『天神の泉』はある伝説に絡んで血しぶき多めのグロ世界が開き…

次は表題作の『リーンカーネーション』。15年前の学生時代に、ピンク・フロイドのレコード全部を託して自殺した友人のケンジが自分の娘に生まれ変わって現れる地獄。心霊研究家のつのだじろう先生からは霊界の法則を無視していると怒られそうですが、ケンジは次々と輪廻転生、つまりリーインカーネーション(リインカーネーション、リンカネーション)を繰り返しては自殺していたのです!
筋肉少女帯のアルバム「最後の聖戦」収録の『カーネーション・リインカネーション』を聴きながら読む事をお薦めします。

『記憶買います』は、人の記憶を高く買う業者が出たりして、フィリップ・K・ディックの小説「追憶売ります」が元ネタかな?
『ロイの方舟』は宇宙空間を舞台にしていますが、そこでも地球人同士の醜い争いが起こるのでした…
『魔女ミレーヌ』は、モテない男が自分の恋愛のためにあるモノを犠牲にする話。
『HUNTING ハンティング』は、ちょっと切ない人狼モノか。

巻末には作品後記として御茶漬海苔先生自身による活字の文が収録されています。、
あとQ&Aページと、アシスタント時代の師匠である富士鷹なすび先生の作品解説からも分かるように、御茶漬海苔先生は相当なスタンリー・キューブリック監督ファンであります。ホラー漫画家がそう言うのだから、ああ「シャイニング」はね…と簡単に納得してしまいそうですが、どうやら「2001年宇宙の旅」がフェイバリット映画の様子。初期作品の傾向から見ても、画力さえ付いていけばSF漫画家になっていたのかもしれませんね。


自殺なんて言わないでくれよ
死は決して終わりじゃないってことが
わかったんだから



  1. 2018/03/05(月) 23:18:42|
  2. ホラー漫画
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プロフィール

BRUCE

Author:BRUCE
BRUCEです。あだ名は大悟(DieGo)です。
大悟…つまり悟りを開くに至る道程にある事を表し、かつ神の映画「ドラゴンへの道」から頂いてのブログタイトル。同名の秘密結社も運営しています。

名作漫画紹介の形を借りて、自分の記録用に使っています。

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